開業したものの、お店は・・・

お店を立ち上げてから、かれこれ20年と言う歳月が流れました。
この間、様々な事がありました。初めは当然、個人事業主です。
一人、親しくしていた後輩と小さなお店をオープンしたのです。

 

しかしながら・・・・

期待に胸を膨らませ、お店を開けては見たものの、全然、お客様が来てくれない。
開業前に想定していた来客数なんて、夢のまた、夢。
現実を思い知らされた瞬間でした。(当時、31歳の若造でした)

 

当時の僕は、どのようにお店を知ってもらうか、また、御来店されたお客様を如何に次につなぎとめるかを必死に考えていたというより、美味しい料理さえ提供していれば自然と増えていくと思い込んでいました。

何の戦略もなく、ただ、毎日、お店を開けて、料理を提供して、「美味しかった」とお客様から言われて喜び、これを継続すれば必ず売上が上がると信じ込んでいました。

今思えば、料理好きの料理人が趣味のお店を出したに過ぎない事だったんだと思います。
自分が食べてもらいたい料理を提供するだけ。
だから、創作に走ってみたり、自分がどこかで食べた料理を作ってみたりと。
名もない、何処の誰だか分からない料理人が作った創作料理なんて売れるはずがありません。

 
僕は、「お客様はお金を出して買っている」という事実をしっかりと理解する事ができていなかったのだと思います。知らない商品(価値のない商品)にお金を払う人はいませんから・・・

そう、その頃の僕は、完全にお客様視点が抜けていたのです。
この視点があれば、お客様に喜んで頂く事が目的になるはずです。
でも、この視点がなかったから、お店には閑古鳥が鳴いていたのです。
 

 

 

お店、会社はお客様の為に存在する!
だから、この社会にお店(飲食店)が存在を許されるのだ

 

この頃から色々と勉強することで、この考え方に行き着きました。
だから、この時に感じたことが、今の経営理念のMISSONやVISSON、CREDに反映されています。
この当時に思ったこと、考えたことを忘れないようにする、また、これからうちに入社していく人にも伝えていきたい。そういう思いを込めて、経営理念を3年前に作り直しました。

 

この考えに行きついたことがきっかけとなり、そして、そこから、更に色々なことを勉強し、試行錯誤し、現在の四川麺専門店としてブランディングしていくということに行きつきました。(今後も四川麺専門店というブランディングは維持していくつもりです)

その間、移転して現在の小新店になり、2店舗目、セントラル、3店舗目、4店舗目と出店を加速させていきました。その途中、法人化も果たし、更なる成長を目指して現在に至ります。

 


 

ここまで簡単に創業からの経緯を説明しましたが、今、振り返ると各フェーズごとに考え方や、周囲の人間関係が共に変化をしてきたと思います。

自分が成長するにつれ、色んな方たちに助けられてきました。
スタッフはもちろんの事、取引先も増えていくにつれ、色んな方たちとの出会いもあり、刺激を受けながら走ってきたように思います。
そして、これからも、たくさんの人たちとの出会いを通して、自分が磨かれて成長をしていくのだろうと考えると楽しくて仕方ないですね!

特に今は、「10年後のビジョンを思い描きながら、走っていきたい!」そう強く思っています。
※10年後のビジョンについては、もう少ししたら皆さんに発表しますので、期待していてください。

 

 

社長、榎並の考える10個のコト

今回のブログの最後に、僕の浅い経験からの経営者人生、20年の体験から学んだ事、10個挙げてみました。

① 自分の器以上に会社は大きくならない
② 自分の器以上の壁は来ない。だから、乗り越えられない壁はない
③ お客様視点を忘れない、常にお客様中心で考える
④ 毎日の改善を怠らない。小さな一歩でも前進する
⑤ 時間を無駄にしない。一日24時間は皆に平等に与えられた資産
⑥ 関わった人に感謝を忘れない
⑦ 常に情報収集、読書、自分の事に置き換えヒントを探る
⑧ 第一に健康管理
⑨ 常にプラス思考、前向きに。今を一生懸命。
⑩ 他人のせいにしいない。環境のせいにしない。全ての出来事は自分が選択した結果。

それでは、また、次回。